【建設・測量業×採用SNS広報】10年間若手採用に苦戦した会社が、SNSをきっかけに異業種からも応募が届くように。村上興業株式会社の実践事例

2026年10月5日 SNS広報,実績,採用広報

「求人を出しているけれど、若い人がなかなか応募してくれない」

「建設業や測量業の仕事の魅力を、どう伝えたらいいかわからない」

「SNSを始めたいけれど、社内に企画や運用ができる人がいない」

滋賀県内の建設業や製造業、土木業などの企業の方から、こうした採用広報に関するご相談をいただくことがあります。

今回ご紹介するのは、滋賀県甲賀市にある村上興業株式会社さんの採用広報・SNS広報の取り組みです。

村上興業さんは、測量を中心に、ドローンなどの最新技術も積極的に活用されている企業です。

しがとせかいでは、約2年間にわたり、採用広報のコンセプトづくりから、ホームページ、YouTube、Instagram、TikTokなどの情報発信まで、継続的にお手伝いしています。

取り組みを始める前、村上興業さんが抱えていた大きな課題が、若手人材の採用でした。

ハローワークで求人を出しても、測量の仕事を希望する若手がなかなか集まらない。社員の年齢も徐々に上がっていく中で、どのように新しい人材に会社のことを知ってもらうかが課題になっていました。

そこで私たちが提案したのが、

「日本で一番フレンドリーな測量会社」

というコンセプトです。

建設業や測量業の難しそうなイメージを変え、社長や社員の人柄、最新技術に挑戦する面白さを発信していく。

その結果、SNS運用を始めて半年ほどで、これまで接点の少なかった営業職や異業種の方からも、少しずつ応募が届くようになりました。

今回は、村上興業さんがなぜSNS広報を始めたのか、どんな企画を行い、採用にどのような変化があったのか。

社長へのインタビュー内容も交えながらご紹介します。

きっかけは「ChatGPTに自社のことを聞いても出てこなかった」こと

村上興業さんとしがとせかいの出会いは、今から約2年前にさかのぼります。

きっかけとなったのは、当時話題になり始めていたChatGPTでした。

社長が試しに「滋賀県の村上興業株式会社ってどんな会社ですか?」と質問してみたところ、期待していたような会社の情報が出てきませんでした。

最初は、ChatGPTの仕組みもよくわからないまま、何度も会社のことを教えようとしたそうです。

しかし、思うような回答は返ってこない。

そこで社長は、一つの危機感を覚えました。

「これって、村上興業はこの世に存在していないのと同じじゃないか」

もちろん、ChatGPTに情報が出てこないことだけで会社の認知度を判断できるわけではありません。

ただ、それまで会社の情報発信をあまり行っていなかったことを見直す、大きなきっかけになりました。

当時のホームページも、長い間大きな更新がない状態でした。

会社としては、測量の技術を持ち、さまざまな仕事に取り組んでいる。

ドローンも早くから導入し、新しい技術にも挑戦している。

それなのに、インターネット上では、そうした魅力が十分に伝わっていなかったのです。

さらに、採用にも課題がありました。

仕事はある。でも、若い人がなかなか入ってこない。

村上興業さんでは、測量の現場を担う若手人材の採用に長年苦戦されていました。

社長へのインタビューでは、約10年間、思うように若い人が入ってこなかったというお話もありました。

ハローワークを通して求人を出すと、一般事務などの職種には応募が集まることがありました。

一方で、測量の仕事をする人を募集すると、応募が少なくなる。

測量は、道路や建物、土地などの位置や形状を正確に調べる、社会の基盤を支える仕事です。

しかし、一般の求職者にとっては、普段の生活の中で仕事内容を詳しく知る機会があまりありません。

「測量って何をする仕事なのか」

「自分にもできるのだろうか」

「どんな人と働くことになるのか」

そうした疑問を持つ人もいると思います。

そして、それらを求人票だけで説明するのは、簡単ではありません。

私たちが最初に考えたのは、単に新しい求人広告を出すことではなく、村上興業という会社そのものを知ってもらう仕組みをつくることでした。

最初の相談は「メタバースでホームページをつくりたい」

実は、初回のご相談では、社長から少し変わったお話がありました。

それが「メタバース空間にホームページをつくりたい」というアイデアです。

最新技術が好きな社長らしい発想で、当時はメタバースの仮想空間に会社の情報を掲載することも考えておられました。

もちろん、新しい技術を使った情報発信も面白い取り組みです。

ただ、当時の村上興業さんが最優先で解決したいことは、若手人材の採用でした。

そこで、しがとせかいからは、メタバースを使ったホームページ制作に進むのではなく、まず会社の魅力をどのように伝えるかを一緒に考えましょうとご提案しました。

そして、ヒアリングを通して見えてきたのが、社長自身の人柄や、会社の新しい技術への挑戦姿勢でした。

そこで考えたコンセプトが、

「日本で一番フレンドリーな測量会社」

です。

「日本で一番フレンドリーな測量会社」を目指す

建設業や測量業に対して、一般の方はどんなイメージを持っているでしょうか。

専門的で難しそう。

外での仕事が多く、大変そう。

経験や資格がないと働けなさそう。

もちろん、実際にはさまざまな働き方や仕事内容がありますが、こうしたイメージが応募のハードルになっている可能性があります。

そこで村上興業さんでは、測量会社のイメージを変えることから採用広報を始めました。

「日本で一番フレンドリーな測量会社」というコンセプトには、測量の仕事をもっと身近に感じてもらいたいという想いがあります。

最初にこの言葉を提案したとき、社長自身は「そんなにフレンドリーではない」と笑いながら話されていました。

しかし、実際に社長とお話ししていると、ドローンや最新技術の話が次々に出てきます。

仕事の話から少し脱線することもありますし、新しい機材を導入することへの好奇心も非常に強い。

そうした自然体の社長の魅力こそ、村上興業さんらしさだと感じました。

だからこそ、無理に格好いい会社紹介動画をつくるのではなく、社長や社員の人柄が伝わる動画をつくることにしました。

目指したのは、単に「測量の仕事を紹介するSNS」ではありません。

「この会社、なんだか面白そう」「こんな社長と働いてみたい」と思ってもらえるSNS広報です。

この方向性を軸に、ホームページとSNSを連動させた採用広報をスタートしました。

取り組み① ホームページとSNSを組み合わせ、会社のイメージを統一する

最初に取り組んだのが、会社の魅力をどのように見せるかという広報全体の設計です。

SNSで動画を見た人が、村上興業という会社に興味を持つ。

その人が会社のホームページを訪れ、どんな事業を行っているのか、どこにある会社なのか、どうすれば応募できるのかを確認する。

こうした流れをつくるために、SNS単体ではなく、ホームページも含めて情報発信を考えました。

SNSは「会社を知ってもらう入口」に

YouTube、Instagram、TikTokは、それぞれ利用者や動画の見られ方が異なります。

ただ、共通しているのは、まだ会社の名前を知らない人にも情報が届く可能性があることです。

例えば、ドローンを使った迫力のある映像をきっかけに動画を見る人もいるかもしれません。

社長の少し変わった企画を見て、会社に興味を持つ人もいるかもしれません。

その中で「これは何の会社なんだろう」と思ってもらうことができれば、採用広報の最初の接点になります。

一方で、会社への応募を考える段階では、事業内容や採用条件などの正確な情報を確認できるホームページが重要になります。

そこで、SNSでは親しみやすさや仕事の面白さを伝え、ホームページでは会社について詳しく知ってもらう。

それぞれに役割を持たせながら、情報発信を進めました。

取り組み② ドローンや最新技術を、会社の魅力として発信する

村上興業さんの大きな特徴の一つが、新しい技術への積極的な取り組みです。

測量を中心とした企業でありながら、ドローンについても約8年にわたり活用されてきました。

今回のSNS広報では、この最新技術への挑戦を重要なコンテンツとして位置づけました。

360度カメラを搭載したドローン

例えば、360度カメラを搭載したドローンの紹介です。

普段見ることのできない視点からの映像や、新しい機材の動きは、測量の仕事を知らない人にとっても興味を持ちやすいテーマです。

動画では、機材の特徴だけでなく、社長自身がどのように使っているのか、なぜ新しい技術を導入するのかといった部分にも触れています。

社長は、同じ現場に何度も足を運ばなくて済むように、1回の訪問でできる限り多くの情報を記録したいと話されています。

そのために、写真や動画、ドローンなどの技術を活用する。

単に珍しい機材を持っているのではなく、仕事をもっと効率的に、もっと新しい方法で進めていきたいという考え方があるのです。

こうした話も、企業の魅力を伝える大切なコンテンツになります。

水中ドローンなど、新しい取り組みも紹介

さらに村上興業さんでは、水中ドローンなども導入されています。

社長へのインタビューでは、さまざまな機材についての話が次々に出てきました。

こうした新しい技術を動画で紹介すると、普段は測量に関心がない人にも見てもらえるきっかけになります。

また、社長自身が新しいことに挑戦し続けている姿を伝えることで、会社の考え方や文化も自然と伝わります。

建設業や測量業の採用広報というと、作業現場や社員インタビューが中心になりがちです。

しかし、企業が持っている設備や技術、新しい挑戦も、求職者にとっては仕事の面白さを知る重要な情報になります。

特に新しい技術に興味がある若い世代に対して、こうしたコンテンツは会社を知る入口の一つになると考えました。

取り組み③ 社内で動画の企画会議を実施。発信する内容を一緒に考える

今回のSNS広報で、しがとせかいが特に大切にしてきたのが、動画の企画づくりです。

SNSを継続して運用するうえで、多くの企業が不安に感じることがあります。

それが「最初は発信できても、途中でネタがなくなるのではないか」ということです。

実際、村上興業の社長も、取り組みを始める前からネタ切れを心配されていました。

測量会社なのだから、測量のことを発信する。

でも、測量の話だけで何年も発信を続けられるのだろうか。

そこで、しがとせかいでは、社内で動画の企画会議も実施し、会社の皆さんと一緒に発信内容を考えることにしました。

会社の中にある「当たり前」を、動画の企画に変える

企業の方に「自社の魅力は何ですか?」と質問しても、すぐには答えが出てこないことがあります。

それは、毎日当たり前に行っている仕事だからこそ、その面白さに気づきにくいからだと思います。

例えば、村上興業さんにとって、ドローンを使うことは特別なことではないかもしれません。

しかし、測量の仕事を知らない人にとっては、ドローンを使ってどのように測量するのか、どんな映像が撮れるのかというだけでも、十分に面白いコンテンツになります。

また、社長にとっては何気ない仕事の話でも、外部の人から見ると「そんなことまでやっているんですか」と驚くような内容もあります。

そうした日々の仕事の中にある魅力を見つけるために、企画会議では会社の取り組みや新しい機材、最近あった出来事、社長や社員の方の話などをもとに、発信できるテーマを考えていきました。

業界の外にいるからこそ、提案できる企画がある

社長へのインタビューでも、企画に関して印象的なお話がありました。

「自分たちとは全然違う業界の人たちなので、すごくアイデアを出してもらえるんです」

測量の専門家だけで企画を考えると、どうしても専門的な内容に寄りやすくなります。

しかし、しがとせかいのスタッフは測量の専門家ではありません。

だからこそ、一般の人が疑問に思うことや、測量の仕事を知らない人にも面白いと感じてもらえそうなことを、違った角度から提案できます。

例えば、ドローンの機能を説明するだけでなく、それを使うとどんなことができるのかを実際に見せてみる。

社長の考えをきれいなインタビューにまとめるだけでなく、普段の会話の面白さも動画に取り入れる。

こうした企画を一緒に考えることで、測量の専門知識を持っていない人にも届くコンテンツをつくってきました。

企画から撮影・編集・投稿まで、まるごとサポート

もちろん、動画のアイデアを考えるだけではSNSの運用は続きません。

企画を決め、撮影し、編集して、投稿する。

さらに、投稿した動画を振り返り、次の企画につなげる必要があります。

しがとせかいでは、こうした一連の流れをまとめてサポートしています。

企業側で毎回動画を編集したり、SNSの投稿作業を行ったりする必要はありません。

大切にしているのは、会社の方々にしか話せないこと、会社の方々だからこそ見せられることを発信の中心にすることです。

企画会議を通じてアイデアを一緒に考え、撮影や編集といった制作部分は私たちが担当する。

こうした役割分担によって、企業の本業を大切にしながら、継続的な情報発信を行う体制をつくっています。

取り組み④ 社長の人柄が伝わるコンテンツで、会社への親しみをつくる

村上興業さんの動画では、専門的な測量の話だけでなく、社長の人柄が伝わる企画も発信しています。

例えば、新しいドローンの紹介をしていたかと思えば、途中から社長のちょっと変わった経験談が始まることもあります。

仕事で使っている車の話や、これまでに取り組んできたこと、新しく挑戦したいことなど、さまざまな話題が出てきます。

一般的な会社紹介動画では、こうした脱線した話は編集で削ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、今回の村上興業さんでは、そうした会話も会社の魅力の一つだと考えています。

「日本で一番フレンドリーな測量会社」というコンセプトを掲げているからこそ、会社の堅苦しい紹介だけでは伝わらない、社長や社員の自然な姿を見せていきたい。

そうした考え方で動画を制作しています。

社長自身が「次は何をしようか」と考える広報へ

インタビューの中で、社長はSNS運用について次のように話されています。

「一つやったら、それにつながって次のアイデアが思いついたりする」

最初はネタ切れを心配されていた社長ですが、継続する中で、次に何を発信するかというアイデアも生まれるようになりました。

これも、継続的なSNS広報による変化の一つだと思います。

広報を、会社にとって負担になる仕事にするのではなく、会社の新しい魅力を見つける機会にする。

動画の企画会議や日々のコミュニケーションを通して、発信すること自体を楽しめる関係をつくっていくことも、大切にしています。

成果① SNS運用開始から約半年。異業種からも採用応募が届くように

今回の採用広報で、最も大きな変化として挙げられるのが、実際の採用応募です。

社長へのインタビューによると、SNS運用を始めて半年ほど経った頃から、少しずつ応募が届くようになりました。

それまで、ハローワークで測量の仕事を募集しても、なかなか応募が集まらなかった村上興業さん。

しかし、SNSを通して会社の雰囲気や仕事内容を発信するようになってからは、営業職や、これまで測量業界とは接点のなかった異業種の方からも応募が届くようになったそうです。

「測量の仕事を探していない人」にも、会社を知ってもらえる

今回の取り組みで重要だったのは、もともと測量の仕事を探していた人だけに情報を届けたわけではないことです。

例えば、求人サイトで「測量」と検索する人は、すでにその仕事に一定の関心がある人です。

一方で、SNSでは、測量の仕事を探していなくても、ドローンの動画や社長の面白い話をきっかけに会社を知る可能性があります。

最初は動画を見るだけだった人が、何度か会社の情報に触れる中で興味を持つ。

そして、会社のホームページを調べたり、求人情報を確認したりする。

こうした新しい採用の入口をつくることが、SNS広報の役割だと考えています。

もちろん、今回の応募がすべてSNSから生まれたと断定できるわけではありません。

ただ、これまでとは違う職種や経歴の方から応募が届くようになったことは、会社の認知や伝わり方に変化が生まれたことを示す出来事でした。

成果② 会社の雰囲気を理解したうえで応募してもらえるように

もう一つ、社長へのインタビューで印象的だったのが、応募者とのマッチングに関するお話です。

以前は、求人の条件をできる限り広く設定して募集していました。

それでも、なかなか測量の仕事に応募が集まらなかったといいます。

一方、SNSを活用した採用広報に取り組むようになってからは、会社の考え方や雰囲気を理解したうえで応募してくれる方が現れるようになりました。

採用条件を明確にした場合でも、会社に興味を持って応募してくれる。

こうした変化を社長自身も感じられていました。

求人票だけでは伝わらないことを、動画で伝える

会社選びにおいて、給与や勤務時間、休日などの条件はとても重要です。

ただ、それだけで会社のすべてがわかるわけではありません。

例えば、社長がどんな人なのか。

社員はどんな雰囲気で働いているのか。

どんな仕事に挑戦できるのか。

新しい技術や設備を積極的に導入しているのか。

そうした情報は、文章だけではなかなか伝わりにくい部分です。

今回の村上興業さんでは、約2年間にわたりSNSで発信を続けることで、会社の考え方や人柄を知ってもらう機会を増やしてきました。

応募する前から会社のことを知ってもらえるということは、企業と求職者の双方にとって、判断材料が増えることでもあります。

「この会社なら自分に合いそうだ」と思ってから応募してもらえること。

これは、単純に応募数を増やすこととはまた違った、採用広報の価値だと考えています。

成果③ 「遊んでばかりいる会社」と言われるほど、イメージが変わった

社長へのインタビューの中で、面白いお話がありました。

SNSでの発信を続ける中で、周囲の人から「遊んでばかりいるやろ」と言われることがあるそうです。

ドローンを飛ばしている動画や、社長が楽しそうに話している動画などを見て、そうした印象を持たれるのかもしれません。

しかし、実際には、ドローンも測量の仕事に活用している機材です。

社長自身も、新しい技術を導入する理由や、日々の仕事の効率化について真剣に考えておられます。

例えば、ドローンの操作を習得するために、朝早くから練習することもあるそうです。

外から見れば趣味のように見えることも、会社にとっては新しい仕事の可能性を広げるための取り組みです。

こうした姿を発信することで、測量会社に対する従来のイメージとは違う一面を伝えられるようになりました。

もちろん、楽しい動画をつくることだけが目的ではありません。

その背景にある仕事への考え方や、新しい技術に挑戦する姿勢も伝えていく。

そうすることで、会社のイメージを少しずつ変えていくことを目指しています。

約2年間の採用・SNS広報で生まれた変化

今回の村上興業さんとの取り組みを整理すると、次のようになります。

項目取り組み・変化
広報コンセプト「日本で一番フレンドリーな測量会社」を設定
ホームページSNSと連動した会社情報・採用広報の整備
SNS運用YouTube・Instagram・TikTokでの継続的な発信
動画企画社内での企画会議を通じてテーマを発掘
制作内容ドローン、測量技術、社長の人柄、会社の日常など
採用応募運用開始から約半年で、異業種などからの応募が生まれ始めた
採用マッチング会社の特徴を理解した応募者との接点が生まれた
企業イメージ最新技術に挑戦する、親しみやすい測量会社として発信

今回の取り組みでは、SNSの再生数やフォロワー数だけを目標にしてきたわけではありません。

最初に設定した「若手人材の採用」という課題に対して、会社の魅力が伝わる仕組みをつくってきました。

そして、継続的に発信する中で、これまでとは異なる層から応募が届くようになったことは、一つの大きな成果だと考えています。

建設業・測量業の採用広報で大切なのは、会社の魅力を見つけること

今回の事例を通して、改めて感じたことがあります。

それは、建設業や測量業など、採用に苦戦している企業にも、まだ十分に伝えられていない魅力がたくさんあるということです。

例えば、会社にある最新設備や、社員が持っている技術。

日々の仕事の中で当たり前になっている作業。

社長が大切にしている考え方。

現場で働く人たちの人柄。

そうした一つ一つが、求職者にとっては会社に興味を持つきっかけになるかもしれません。

今回の村上興業さんでは、ドローンなどの最新技術への挑戦と、社長の人柄が大きな魅力でした。

だからこそ「日本で一番フレンドリーな測量会社」というコンセプトをつくり、その魅力を中心に発信していきました。

しかし、すべての建設業や測量業の会社が、同じ発信をすればよいというわけではありません。

社員同士の仲の良さが強みの会社もあると思います。

専門技術や資格取得支援が強みの会社もあるかもしれません。

地域に根ざして長く仕事をしてきた実績が、求職者に安心感を与える会社もあるでしょう。

大切なのは、自社にどんな魅力があり、どんな人に働いてほしいのかを整理することです。

そして、それをどんな動画にすれば伝わるのかを考えること。

私たちは、動画を撮影する前の企画設計こそ、採用広報の重要な部分だと考えています。

SNS運用は、企業と一緒につくるからこそ続けられる

村上興業の社長は、これからSNS広報を始めようとしている企業に向けて、次のようなことも話されていました。

「やるなら、ある程度の覚悟は必要だと思います」

SNSは、始めること自体はそれほど難しくありません。

しかし、半年、1年、2年と続けていくことは、簡単ではありません。

最初はたくさんあった企画が、途中でなくなるかもしれません。

撮影に協力してもらう時間も必要ですし、会社のことを継続的に発信していくには、一定の取り組みが必要になります。

ただ、今回の村上興業さんのように、社内で企画会議を行いながら、外部の視点も取り入れて動画をつくることで、新しいアイデアが生まれ続けることもあります。

私たちが大切にしているのは、単にSNSの投稿作業を代行することではありません。

会社の中にある魅力を一緒に見つけ、それを発信できる形にしていくことです。

企業の方には、会社の仕事や人について教えていただく。

しがとせかいでは、その情報をもとに企画を考え、撮影・編集・投稿まで進める。

そして、発信した結果を振り返りながら、次の企画を考えていく。

こうした取り組みを続けることで、会社に合ったSNS広報を育てていきたいと考えています。

滋賀県で建設業・測量業の採用広報をご検討の皆さまへ

しがとせかいでは、滋賀県内の企業を中心に、採用広報・SNS広報・YouTube運用をお手伝いしています。

今回の村上興業さんのように、会社のコンセプトづくりから始めることもあれば、すでに運用しているSNSの企画や改善をお手伝いすることもあります。

特に、建設業、測量業、製造業、警備業など、日々の仕事の魅力が外部に伝わりにくい企業には、動画を活用した採用広報の可能性があると考えています。

「求人を出しても若い人が来ない」

「SNSを始めたいけれど、何を発信したらいいかわからない」

「会社の魅力が自分たちでもよくわからない」

「社内に動画を企画したり編集したりできる人がいない」

「SNSの再生数は伸びているけれど、採用にはつながっていない」

そんな段階からでも、ぜひご相談ください。

私たちは、動画を制作することだけを目的にしていません。

会社の魅力を見つけ、誰に何を伝えるかを考え、実際の採用や企業の認知につながる情報発信を、一緒につくっていきます。

企画会議から撮影、編集、投稿、改善まで。

必要なところをまとめて、しがとせかいがお手伝いします。

「この会社で働いてみたい」と思ってもらえる広報を。

滋賀県の企業のこれからを、一緒につくっていきます。